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レポート:タイトル3

元祖コリアンタウンを行く 
日露戦争からイラク戦争まで 韓国料理 
桃井一馬さん 

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「元祖コリアンタウンを行く

日時:8月27日
写真 その昔、陸の孤島に朝鮮人ばかりが集められた場所がありました。それがこのツアーの枝川一丁目周辺です。1940年の幻の東京オリンピックの計画時、多くの外国人がこの地区に移住させられました。当時の枝川はごみの焼却場がある汚れた町でした。そこに十畳と呼ばれる、文字通り十畳ほどの部屋が入ったバラックが建てられました。現存している十畳は少ないのですが、何度も増改築を経たいびつな建物に今でも住んでいる人がいます。
写真 枝川が有名になったのは、朝鮮学校の敷地問題が大きな要因です。枝川の住人はその歴史的な経緯から市価の7%で都から土地を譲り受けたのですが、港湾局が管理している部分は現在も裁判で争っています。それが、現在の朝鮮第二初級学校のグラウンドの一部です。枝川を校長先生の案内で歩いた後、学校内を見学し、教室でビデオの視聴、質疑応答を行いました。現在この学校は60数人の生徒で、国の補助も少なく厳しい運営を迫られているようです。校舎も必要な補修もままならず、急場しのぎの補強がなされているだけです。
写真 校長先生は「この問題にたくさんの人が関心を持ってくれることが一番ありがたい」とおっしゃっていました。

コリアンタウン 感想
  • 低料金のツアーなのがよかった。学校はいいものだと見学して思った。都は理不尽なことを言い出しているのがわかった。こういった問題が起こっていることを知らなかったのでよかった。
  • 写真めったにない機会だと思って参加しました。現実にある問題を知ることができてよかったです。
  • 前半の町歩きに参加できず残念でした。学校の老朽化に大変驚きました。貴重なビデオとお話が聞けて本当によかったです。百聞は一見にしかず、です。また多文化たんけん、来年も楽しみにしています。
  • 初めてこのように詳しくお話を聞くことができて、よい経験になりました。「朝鮮の子」が印象的でした。
  • 大変興味深い講座でした。単に学校見学でないところがよかったです。
  • 全く知らなかったことばかりで、とても勉強になりました。もっと知っていきたいと思います。
  • 枝川の町を宋校長先生と一緒に見学でき、地域の実情を説明してもらえてとてもよかった。プログラムにいくつか参加したが、これが一番よかった。枝川という地名は前からよく聞いていたが、地域の様子については知らなかった。しかし、歴史的に、及び現在の姿について実際に見て歩いてよくわかった。特に「10畳」という住宅については真っ暗な住宅でびっくりした。そしてそれが現存するという実情について考えさせられた。
  • 来てよかったです。百聞は一見にしかず、ですね。
  • 写真よかったです。
  • 江東区に住んでいながら、なかなか知る機会がなく、参加できて…ありがとうございます。自分の住む町の歴史であり、現実であるこの問題をきちんと仲間とも共有し、考えていきたい。
  • 苦しいなか、教育を続ける姿に感動した。
  • 大変勉強になりました。
  • この問題について断片的に得ていた知識を、現場で集大成できたように思います。
  • 私のおじがこの近所の枝川診療所というところで50年間ほどお医者をしていまして、先月末亡くなったんです。その時に枝川の話を少々聞きまして、興味持ってきました。



日露戦争からイラク戦争まで
8/27
感想
  • とてもよかった。防衛庁の中に入りたかったが、仕方ないとも思う。ありがとうございました。
  • 初めて靖国に行ったのですが、皇国史観がよくわかりました(突っ込みどころ満載でした)。感謝と祈りそれに誇りといってましたが、罪責がありません。
  • 天気がよく歩きやすい日。8人くらいでツアーとしてはいい人数かなと考えます。長谷川さんにはいつまでもやってほしいです。靖国神社はいろいろな切り口でやれるので、右とか左とかよくわからないけれど、歴史では避けられないところかもしれない。
  • 防衛庁の中を見ることができなくて、少々残念でした。ですが、地下鉄の構内の床にある古地図を使った説明はわかりやすく興味深かったです。
  • 靖国ははじめて来た。天皇のために戦争で死んだ人間だけがまつられる場所、言い換えれば死を賛美する場所、死んだ人間を利用する場所だ。軍犬忠魂碑の説明で、先生がおっしゃった「こういう犬にかみ殺された中国の人たちの痛みに対する思いなど、ここにはみじんもない」という言葉が印象的だった。本当に人間的に闘うには想像力が必要だと思った。父を戦争で失い、紙一枚だけが残った息子が「靖国に来るとほっとする。ここが本当の墓だ」と言った言葉を長谷川先生が紹介されていた。また、映画に出てきた「自己犠牲の精神」みたいなものを一概にバカバカしいと片づけることは私にはできない。しかし、同時に捕虜虐待でで悪名高いタイメン鉄道の機関車を平然と提示するその無神経さにも腹が立つ。どれだけ一人ひとりが実感として戦争をとらえられるかということ、それから「殺される側」の視点による戦争資料館みたいなものがあるとよいと感じた。


韓国料理
日時:8月28日
感想
  • 手順が少し…。
  • 美味でリーズナブルな韓国料理屋がたくさんあるので、韓国料理を自分でつくるという考えがありませんでしたが、今日は手軽においしくできるレシピを教えていただきました。お野菜がたくさん摂れる料理ばかりで、美容と健康によさそうなので、早速つくってみようと思います。ただ、ひとつ残念だったのは、参加者同士が交流することができなかったことです。せめて同じグループの人と簡単な自己紹介くらいできるとよかった。


桃井一馬さん

日時:8月28日
会場:エポペ
 「エポペ」とはフランス語で「美しい冒険」の意。25年前に、カトリック教会のフランス人宣教師である、G.ネラン氏が開業されたバーです。店に入ると、「いらっしゃい、奥に座って」と笑顔で迎えてくれた(自身エポペ常連客でもある)桃井さんは、フォトジャーナリストだけあって社交的な印象。参加者の皆さんがドリンクをオーダー、自己紹介をした後、お話が始まりました。
  1. 多文化の重要性
    「ピースボート」という船旅があるのをご存知ですか? 豪華客船に乗り、ボランティアや文化交流をしながら、3か月間で地球を一周するツアーです。
     それでケニアのサバンナを訪れた際、桃井さんは、それぞれには役割があるということを感じたそうです。アカシアの木もシロアリも、ゾウもハイエナも、それぞれが生きていくということは全体の一部であり、そのすべてが合わさってサバンナが構成されているのです。
     また船という状況は、小さな地球または世界ともいえるのだそうです。閉鎖的状況で、はじめは相手を受け入れられないけれど、最後にはわかりあうことができる。
     桃井さんは(船でもサバンナでも、この地球でも世界でも)、いっしょに暮らしていくためには「相手を知ること」「お互いの思いやり」が必要だとおっしゃっていました。

  2. マスメディアの正体
     フォトジャーナリストである桃井さんが、マスコミの人間として表現する際の武器は写真です。写真というメディアは、ある瞬間を捉え、表現します。よく「決定的写真」と評価される写真があります。それは、その「瞬間」の後、写真の中の人物はどうなったのか、という想像をかきたてる写真なのだそうです。
     国家は必要なものですが、国民のため、国益のために少なからずウソをつくものです。マスメディアはそれを監視するために存在します。つまりマスメディアは民主主義の象徴であるわけです。
     フセイン政権下のイラクでは、マスコミ関係者に「プレスパス」が手渡され、報道の自由が制限されていたそうです。情報を操作し、政治のカードとして使うのは、国家のばかし合いのひとつの手段なのかもしれない。真実とは酷で、それを知るのは難しいことなのだなぁと感じました。

 他にもさまざまな現実を、現地を訪れたジャーナリストならではの鋭い視点で、写真をまじえて語っていただきました。その後、参加者の皆さんで白熱のディスカッションが始まり、なかにはツアー終了後も、エポペのお客さまとして残って話し合う参加者の方々も多くいらっしゃいました。

報告者:本田美知子



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