ベストシーズンを迎える7月、8月のイギリスは毎日が透き通った青空の素晴らしいお天気が続きます。この日も青空いっぱいすがすがしい朝でした。お世話になったレンタカーを返却しホテルでさっと朝食を済ませると、ロンドン観光のはじまりです。

ホテルのフロントの前を通るとコンシェルジュに、「これをお貸しします。便利ですよ」とベビーカーを勧められました。とーくんはベビーカーをもうとっくに卒業しています。
確かにここイギリスでは、おそらく4~5歳くらいのずいぶん大きな子供もちょこんと大人しくベビーカーに乗っている光景をよく目にしていました。こちらではベビーカーのことを「Push cair」と呼び、バスの中にもプッシュチェア専用のスペースが確保されていたりと良心的です。せっかくなのでちょっとお借りすることにしました。
「赤ちゃんじゃないもん、やだ!」と乗ってくれないのではと思ったのですが、あっさりひょいと自分から飛び乗ると、「早く押してー!」と上機嫌な彼でした。

観光初日は女王陛下が住むバッキンガム宮殿で、衛兵の交代式を観たりホースガースを観たり、ロンドン塔やビッグベンなどお決まりの観光名所を観て回りました。
そうしているうちに、とーくんはプッシュチェアの上でスヤスヤお昼寝です。これまでは寝てしまったとーくんを抱っこしたり、おんぶしたりと大変でしたがプッシュチェアのお陰で楽でした。
2日目はロンドンZOOへ行きました。たくさんの動物を観て回り、ランチを食べ、園内の遊具で遊んでから帰ることにしました。すると、どこかにぶつけたのか急にとーくんが鼻血を出してしまいました。ベンチで横になって止血を待っていたのですが、持参していたティッシュがなくなって困ってしまいました。
すると「あら大変!これ使って」と、何人もの人が心配して下さりティッシュもどんどん集まりました。通りかかるほとんどの人が、「大丈夫?」と自然に優しくしてくださるので何だか恐縮してしまいましたが、反面大変心が暖かくなりました。
日本だと、「大丈夫かなぁ?」と思っても緊急でない限り声をかける方は少ないかと思いますが、とーくんが鼻血を出してくれたお陰で又ひとつ貴重な経験をさせていただきました。
ZOOの帰り道、リージェンツパークという公園にものすごい人々が集まっていました。その時、「ねぇねぇ、これ食べない?たくさん買いすぎちゃって」と若いお姉さんがアイスキャンディを差し出してきました。
「えっ!?何?押し売り?」と、私は警戒し手を出しませんでしたが、嬉しそうに「ありがとう!」と言ってとーくんが受け取ってしまったのです。
「何てことを・・・」馬鹿高いお金を請求されるのかと思いきや、お姉さんは「もらってくれてありがとう!」と笑顔で言うと、仲間達の元へ帰って行きました。
こんなことてあるんだなぁ・・・、とポカンとしてしまいました。ですが、ここで息子に親として言っておかねばと我に返り、「とーくん!今のお姉さんはいい人だったからラッキーだったけど、本当はむやみに知らない人から何でももらっちゃだめなのよ!」と、言って聞かすと、「うん。わかったぁ」とあっさりした返事が返ってきました。
ちょっと気になるホームページのご紹介

